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ZZR1100 独立点火♪

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怒涛のSP-TDC出荷ラッシュです(笑 ← 若干おおげさ?!
 
今回はZZR1100用のSP-TDCです(^^)
 
オプション仕様は、タイトル通りの独立点火です( ̄ー ̄)v
これは、みなさん、けっこう興味のある仕様じゃないでしょうか♪
 
せっかくなので、同時点火と独立点火についての紙ヒコーキ。の考えなんかもまじえて
紹介してみたいと思います(^^)
 
こちらのお客様は、ZZR1100Cでダイレクトイグニッションにしているとのことです。
そこで、ぜひとも独立点火にしてみたいということでした(^^)b
 
お客さん
「ZZR1100Cは、以前にも作ってたから、ピックアップローター撮影や波形計測は必要ないですよね♪」
 
あっ、いやっ、念のためローターの画像だけでも撮ってください(^_^;)
 
お客さん
「大丈夫ですって♪ 同じですよ(^^)」
 
いやいや、それでもお願いします(^_^;)
 
そんで、送って頂いた画像が・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ほ~ら♪ きましたよ(^^)
前回 作ったZZR1100Cは4突起、今回は8突起、やっぱり違いました(^^)v
 
同じ車種なんだけど、年式でローターが違うんですね。
カワサキには、2ピックアップ1突起と、1ピックアップでも3突起、4突起、8突起、18突起と色々あるんです。
 
ZZR1100Cのローターは、本当に1枚板だから簡単にオリジナル7突起にもできるんですが
お客さんのご要望で、今回はノーマル8突起での制作です。
 
そんで、既にダイレクトイグニッション化されているので、独立点火オプションをご希望ということです(^^)
 
 
さてさて、賛否両論の同時点火、独立点火です( ̄ー ̄)v
同時点火は1番と4番、2番と3番のプラグが同時に点火しますし、独立点火は各気筒独立して点火します。
 
ちまたで言われる同時点火・独立点火は、さらに違った意味でも言われてるので
さらに話がややこしいです。
例えば、車の場合、デスビを廃止することを同時点火ということもあるし、
ダイレクトイグニッションは独立点火ということもありますね。
 
でもこれは、同時点火・独立点火と関係ないこともないけど、関係ないです(笑
 
デスビの場合、イグニッションコイル1個からデスビ各気筒に振り分けるから
必然的に独立点火なわけで、デスビを廃止するからって同時点火になるわけではないです。
 
ダイレクトイグニッションも、気筒数だけイグニッションコイルがあるから独立点火にできますが
同時に火をつければ同時点火です。
 
何が違うかというと、同時点火はクランク1回転毎に点火しますし、
独立点火はクランク2回転に1回の点火です。
2stの同時点火・独立点火はまた意味が全然違って、話がややこしくなるのでここでは書きません(^^ゞ
 
結局は、排気上死点前で火をつけるのか つけないのか ってことになりますね。
 
排気上死点前では、当然 燃えカスですから、そこで火をつけて意味があるのか?!
っていうのが賛否両論なところです。
 
排気上死点前というと、排気バルブが開いていて、吸気バルブがこれから開くというときですね。
オーバーラップがあるから吸気バルブが開いてるときに点火しちゃまずくね? とも思いますが、
実際には点火タイミングと吸気バルブが開く角度をみてもらえばわかりますが、
ほとんどの場合、点火タイミングでは吸気バルブは開いていないです。
 
紙ヒコーキ。では、十分な実証はできていませんが、理論的には火をつけても つけなくても
どっちでもいいんじゃね(´・ω・`) っていう意見です。
性能的に違いはないんじゃないかと思っています。
 
んで、どっちがいいんだ? といいますと、
性能に大差ないならコスパの問題で同時点火がいいんじゃないかと思うわけです。
同時点火は4気筒なら点火回路×2、イグニッションコイル×2ですし、
独立点火は点火回路×4、イグニッションコイル×4ですから、倍必要なわけですね。
 
そんなことで、SP-TDCの標準は同時点火としているわけです。
何度もいいますが、これ4stの話で、2stの場合は全く別ですからね(^^)b
 
じゃあ なんで今回は独立点火を作るんだい? ってことですよね(^^ゞ
 
まずコスト的には、今回のお客さんは既にダイレクトイグニッション化されてるので
コイル的にはOKってことです。
そうすると、あとは点火回路が通常2個でいいところ、4個必要ということで、
多少料金が上がることは了解頂いてます♪
 
コストはお客さんさえ納得していただければOKですよね(^^)
 
あとは性能についてですが、大差ないとは言いましたが、全く同じかというと・・・ どうなんでしょう?
というところです(^^ゞ
 
事実、JAZZでは全く変化はありませんでした(笑
ただ原付なので、これだけの実験で意味がないとはいいきれません(^^ゞ
 
コスパを考えると、そこまでする必要はないと思うだけで、
他にも理論上では、独立点火のほうが有利な点は確かにあります。
 
まずはグラフをご覧ください♪
めんどくさくて見たくないでしょうけど(笑
上ふたつがピックアップ信号、下4つが1~4のシリンダーです。
赤線のところが、1番の上死点です。
 
そんで、★が点火してるとこで、1と4、2と3が同時なので、これは同時点火です。
グラフが下がるところがイグニッションコイルに通電してるところで、上がるところが通電停止、つまり点火です。
こんなふうに、高回転ではドエルタイム(通電時間)が1/2回転分になるんです。
これはコイルの通電率を50%にしとかないといけないので、これ以上の通電はできません。
 
で、こっちが独立点火です。
1-3-4-2の順で、バラバラに点火してますね。
1気筒あたりは2回転に1回の点火になってます。
 
そうすると、コイルの通電率を50%としても1回転分は通電してもいいことになります。
実際はプログラムの都合もあるので3/4回転分にしてますが、
それでも高回転では同時点火よりも長いドエルタイムを確保できるんですね。
 
また、ダイレクトイグニッション化してるとのことなので、普通のイグニッションコイルより
ドエルタイムは短めです。
そうなると、低回転~10,000rpmくらいまでは常に同じドエルタイムにすることができますね♪
 
この辺で、どのくらい性能差が出てくるのかは 楽しみなところですね(^^)
 
ということで、ささやかですが こんなオマケもつけてみました♪
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パソコンのセッティングソフトで、同時点火と独立点火を切り替えられるようにしてみましたよ(^^)v
 
さて♪ これでコスパに見合う性能が出てくれれば嬉しいんですが(#^.^#)
まだSP-TDCを発送したばかりですが、インプレが楽しみですね♪
 
 
ちなみに、動画も撮ってみましたが・・・
デジカメごときでは、スロー再生したところで ただのクリスマスツリーにしか見えませんでした(^^ゞ
 
 
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