V180のNS400R用が一段落したところで、今度はV140用の温度センサーユニットの開発です。
V140のインジェクションタイプは、温度センサーを使わずに冷間補正を行うオートウォームアップという機能を搭載してました。
回転変動状況を見て冷間かどうかを判断して冷間増量を行うというものです。
旧車をインジェクション化するから、できるだけセンサーを付けなくてもいいようにと、こんな機能をつけてあります。
若干、意地になって温度センサーを付けなかった部分もありますが(笑
このオートウォームアップは、こちらでテストした分にはうまく動作して冷えていようが温まっていようが関係なく始動していたんですが、お客さんのところではなかなかうまく動作せず、結局オートウォームアップはOFFにしてる方が多いようです。
こちらで動くのは開発者だし計測ポイントもわかるしで当然のことです。
インジェクション化しやすいように余計なセンサーは無くてもいいようにしたのに、セッティングが大変になっては本末転倒ですね。
昨年、4MINIエコランで温度センサーを使った冷間補正をやりまして、そりゃ温度センサーを使えば連関補正はいとも簡単なものでした(笑
今回V140にも温度センサー付けられないかというお問い合わせを頂きまして、開発することにしました。
センサーはごく一般的なものを使おうと思います。
この温度センサーをシリンダーヘッドかインマニに取り付けて温度を計測します。
回路はインジェクションユニット側に増設します。
赤いのがインジェクションユニットの基板です。
左の茶色のが温度センサー回路です。これはまだ部品干渉を見るためのサンプル基板です。
これを2段積みします。
部品が向い合せになるので、干渉しないといいんだけど・・・
ん~ 大丈夫みたいですね。
では、本製作に入ります。
基板製作、PICプログラム変更、Androidプログラム変更と続きます。
完成したらV140用温度センサーユニットとして販売しますので、現在V140インジェクションタイプをお使いの方はお問い合わせください。
また、今後製作するV140インジェクションタイプはオートウォームアップではなく温度センサーでの冷間補正が標準となります。
コメント
また、ひとつオプションが増えましたね。
南北に長い日本なら、地域により気温差が
あるので、温度センサーでの始動特性を
調整するのは、当然と思います。
温度センサー無しの冷間補正というのはちょっと奇抜すぎたようです(笑
待望の温度センサーですね、可能であれば、ヘッド温(または水温)と吸気温センサーの温度センサー2本立てが嬉しいです。また、電圧での燃調補正を考えて欲しいです。
やっぱそうなりますか(笑
V140でそこまで拡張するのは無理ですので、次回バージョンアップのときにでも考えてみますね。
冷間始動は問題無いですが、温間時の再始動が上手くいかない事が多く、その度にタブレットを開くのも面倒で、自分もオートウォームアップはオフにしてました。
「外部スイッチ使って、オンオフ出来るようにしてもらえないかな?」と思ってましたが、温度補正出来るようになれば本当に助かります。
かなり期待しております。
やっぱりそうでしたか(^^ゞ
エコランで温度センサー使ったときは、何度からでも違和感なく始動できました。
まさにインジェクションって感じでしたので、かなり改善できると思います。
楽しみにしています。(^^)/
ご期待ください(^^)/
パソコンからテストです。
顔アイコン変わりません・・・
スマホからテストです。
顔アイコン、かわります…