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昨年12月から始まったSP-TDC 4MINIですが、開発期間4ヶ月を経てようやく開発完了しました(^^)/
今回、一番時間がかかったのがSP-TDC本体よりもAndroid セッティングアプリでした。
V140からセッティングにはパソコンじゃなくてAndroidタブレットになったんですが、
それも2014年だからもう4年も前のこと。
バイクパーツでは4年程度ではそんなに変わらないけど、ソフトの世界で4年もたつと随分変わってしまいますね。
AndroidはV140を開発したころはバージョンが4.03くらいが出回ってる感じでした。
それが4年たった今は8.0にもなってます。
こんだけのバージョンを超えての開発はなかなか厳しかったです。
しかも、Android4.3と6.0で大きな変更があったようで、V140と同じような作りは不可になってました orz
パソコンやAndroidが絡むと、どうしても早いサイクルのバージョンアップが必要になっちゃいますね。
それでは、SP-TDC本体からご紹介しましょう♪
こちらです(^^)/
サイズがV140より一回り小さくなって、取付フランジ付きになりました。
完全防水ではありませんが、水がかかる程度は大丈夫な防水仕様です。
内部もパッキン付きで、コネクタの穴を開けた部分にもパッキンを制作して取り付けてあります。
取付時のトラブル防止のために、動作表示LEDもつけました。
ただの電源ランプに見えますが、中に入ってるPICが動作してるときに点灯するようにしてるので
通電しててもノイズ等で再起動するときには一瞬点滅するようにしてあります。
これで少しはノイズが見えるようになりました。
それから、ハーネスは全て加工済みの専用ハーネスです。
4MINIは種類が多くて、全ての車種につくかどうかは検証できていませんが
CDIのカプラが2P+4Pの一般的なものにしてあります。
現状ではカブ系はこのカプラじゃないのかな!? くらいしか分かってません(^^ゞ
今回ご注文の車種がエイプなので、エイプとこちらにあるJAZZ、マグナには装着可能です。
ただし、エイプはバッテリーキットが必須になります。
今回装着するのは、こちらのエイプです。
え!? バッテリーないじゃん って思いましたが、ちゃんとシートの下に装着して送ってくださいました。
外からは全く見えませんね。
SP-TDCはシート下のここに装着しました。
これもシートを乗せれば全然見えなくなります。
それから、4MINIは負圧の取り出し口がないんですよね。
なので、インマニに穴を開けて取り付けました。
専用ハーネスなので、取付はわりと簡単になりました♪
全て装着できたところで、外に持ち出して実走チェックとアプリの使用感の検証です。
性能的にはV140とそれほど変わらないんですが、回転予測計算が変わってるので安定感が増した感じです。
でも、セッティングアプリが全然違うのでより楽しくなったと思います♪
V140ではタブレット推奨で、スマホでも動きます的なことでしたが、SP-TDC 4MINIでは画面を
タブレット用とスマホ用 別々に設計しましたので、タブレット&スマホ両対応になりました。
Androidのバージョンは4.3以上対応になります。
4MINIなので、より楽しくをテーマに設計しました。
起動最初の画面がこちらです。
なるべくマニュアルを見なくてもいいように、一目瞭然な感じにしてみました。
オレンジのボタンがBluetooth接続状態で動作するもの、グリーンは接続してなくても動作するものです。
赤いボタンで「負荷3」、「25固定」、「負荷4」となっているのは、3個のマップでボタンひとつで切り替えできるようになってます。
もちろん、3個のマップは全て自分で自由に作れますよ。
赤い「STOP」のボタンは、キルスイッチがない4MINIなのでキーONのままエンジンを止めるためのボタンです。
装着時の動作チェックも充実させました。
IGコイルのボタンを押せばプラグに火が飛ぶので、IGコイルが正常に繋がっているかチェックすることができます。
同様にタコメーターのボタンを押すと、6000RPMの疑似信号を出力するのでタコメーターの動作も確認できます。
その他、ピックアップコイルの単体テスト、バキュームセンサーの単体テストもできるよにしました。
進角マップの画面は↓これです。
エンジン掛けたままこの画面で点火タイミングを即変更できるようになってます。
上の3Dグラフの赤い線が現在の回転数とエンジン負荷を示してて、下の表にも現在の位置を赤く表示するようになってます。
実際に色々セッティングしてみたら、V140より格段に操作性は良くなりました。
そんで、↓これがモニタ画面。 これだけ動画にしてみました(^^)
カッコ良さよりもオチャメな感じ(笑
センターがタコメーター、左が点火タイミング、右がエンジン負荷、右下のちっこいのが電圧計です。
ログデータもスマホ、タブレットに保存できるだけ取れるので、後でじっくりマップを考えることができます。
あらかじめ入っているマップを切り替えて使うだけならいいのですが、マップを全ていじれて
しかも3Dマップとなると、必然的に操作も装着も難しくなるので
とにかく、装着のしやすさ、操作の簡単さに重点を置いて開発しました。
だいぶ時間はかかりましたが、なかなかの自信作になりました(^-^)
とくにAndroidアプリは、他にはないソフト屋ならではのものになったと思います♪
やっと開発が一段落したので、これからは販売に向けての作業になります。
興味のある方は是非\(^o^)/