0
とある方から、SP-TDCの書庫がねぇ! とご指摘頂きました(^^ゞ
おれとしてはSP-TDCったって、なんのことやら誰もわかんないだろ?!ってことで
自作ECUとしてました(笑
そんなことないだろ、SP-TDCはSP-TDCだ とありがたいお言葉でしたので
調子こいて書庫名をSP-TDC(自作ECU)としました(^^)
そんでも (自作ECU)←がついてんのはビビリです(笑
んで今回は、マグナ50のSP-TDCでございます。
出来たわけじゃなく、今作ってる最中なんですね。
マグナ50は言わずと知れた4miniで、ノーマルはAC-CDIですね。
それを今回、フルトラにしてみようと思います(^^)
なんで今さらフルトラ? ってことですが、MOS-FETでCDIが失敗したのと
変わったことしたいだけ?! です(^^ゞ
まぁ、理屈がないわけでもありませんが(笑
え~っとフルトラのデメリットは、CDIに比べて点火力が弱いのと高回転向きじゃないってのが
一般的だと思うんですが、んじゃ なんででかいバイクにCDIって少ないの?って話です。
高回転向きじゃないのに、超高回転の250マルチはなんでほとんどフルトラ?
てことなので、マグナ50もフルトラにしてみよう♪ ってことです(^^)
問題なのは・・・
もともとCDIなのに大丈夫か?! って根本的な話ですが(笑
一番問題なのは発電量が持つのかってことですかね。
フルトラはバッテリー点火なので、もとがAC-CDIのマグナはよりバッテリーを使うわけです。
AC-CDIはバッテリーの電気は使いませんから。
こりゃやってみなきゃわかりません(笑
あとはCDI用の点火信号で、どうやってフルトラにするのかです。
これはなんとかなりそうでした♪
ちょっと図にしてみました(^^)
こんな感じです・・・ って、なにが? ですよね(笑
ピックアップコイルで点火信号をつくってるわけで、波形はクランク1回転に1パルスです。
タイミングはJAZZ&マグナだとBTDC27°かな。
中華だとだいたいBTDC35°のようですね。
通常これだとピックアップ信号より点火時期を早くすることはできないわけですね。
それでも早くしようと思うと、1回転遅れで点火することになります。
でも、それでは大事な吹け上がり時とかはレスポンスが悪くなっちゃいますね。
それと、フルトラにする場合はドエルタイムっていうIGコイルに通電する時間の制御が必要になります。
これをCDI用のピックアップ信号だけでやろうとすると、かなり無理があります。
んで、どうするか?
フルトラにすんだから、図のエキサイタコイル(点火コイル)がいらなくなりますね。
で、このエキサイタコイル、発電電圧がクランキング時でも100V以上もあるんですが
電流は極端に少ないんです。
仮に100Ωの抵抗をつないだだけで、10Vまで落ちてしまいます。
LED1個つなぐと、いいあんばいにパカパカします。
そんで、エキサイタコイルの波形は図のようにクランク1回転で3パルスです。
てことは・・・
120度のクランク角センサになるわけですね(^^)b
ON/OFFを使えば60度のクランク角センサになります。
これを点火電源じゃなくてセンサとして使うわけですね。
そうすっと、ピックアップ信号より早い点火タイミングも取れますし、ドエルタイム制御もできます♪
さらに、普通のSP-TDCはクランク角センサに発電コイルを使うので
レギュ前から2本のハーネスを引く必要があるんですが
フルトラ仕様だとエキサイタコイルのハーネスでいいので、配線数はノーマルCDI+12V電源だけで済みます。
それから、点火力がCDIより落ちてしまうわけですが・・・ そうとも言えないかも(^^)
AC-CDIはエキサイタコイルで発電してるので、回転数とともに電圧が上昇しますね。
なので高回転では300V以上ありますが、クランキング時(始動時)は100Vちょっとしかありません。
それに比べて、フルトラはバッテリー点火ですからバッテリー電圧がもとになってます。
てことはクランキング時と高回転で同じではありませんが、そんなに違いません。
クランキング時のバッテリー電圧でも、300Vは出せるんです。
クランキング時や低回転ならフルトラのほうが電圧は高いわけですね。
高回転でも、ドエルタイムから考えても十分に点火できます。
あと、火花持続時間は圧倒的にフルトラのほうが長いので、トータルでフルトラのほうが
いいんでないの?! っていう予想です(^^)
そんな卓上理論でフルトラを作ってみますね♪
回路もプログラムもバリエーション豊富にありますから、取り立てて新しいものじゃないですし(^^)
XS用と、最新CDIのヘルラさん用を2個いちする感じでいけます♪
あ、IGコイルがフルトラ用じゃないとダメなので、これは手持ちのXS400用のIGコイルを使ってみます。
さて、うまくいきますかどうか(笑