SP-TDCトラブル 必見ですっ(`・ω・´)"> SP-TDCトラブル 必見ですっ(`・ω・´)">

SP-TDCトラブル 必見ですっ(`・ω・´)

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SP-TDCトラブル 必見ですっ(`・ω・´)" />
今日はSP-TDC装着時のトラブルです(^^)b
 
これは必見ですっ!
 
今回は、結果としてお客さん側の作業に原因がありました。
 
これが問題なんです。 大問題なんです。
こっちに原因があれば楽勝なんですが、お客さん側に原因があった場合、
 
良くて お恥ずかしいかぎりです orz
最悪、SP-TDCつけたらこうなったんだ! ノーマルだと問題はない!  と、ご立腹 ┗( ̄□ ̄||)┛
 
そういうこっちゃ な~いっっっ!!! (`・ω・´)
 
オーダーメイドなんだから、楽しむとこですよ( ̄。 ̄)
 
てことで、そんな事例はなかなかご紹介できないわけですが、
今回はお客さんのご好意で、ブログに書くことを快く了解いただきました♪
お客さん側の原因をブログに書くなんて滅多にできないことですので、本当にありがたいかぎりです♪
 
あらぬ方向に炎上されては困るので、個人が特定できるような車種や仕様は控えさせて頂きますm(__)m
 
さて、今回の事例ですが、
SP-TDCが出来まして発送したところ、うまく動かないということでした。
ほい♪ほい♪ トラブルシュートのはじまりです♪
 
症状は、
液晶コントローラーに表示しない、
SP-TDC本体からチチチチと音がする、
パソコンと接続できない、ということです。
 
液晶コントローラーに表示しないというのには、バックライトが点かない場合と、
バックライトは点いてるけど何も表示しないとがあるんですが、どちらなのかイマイチはっきりわかりません。
 
てことは、まずは電源系統ですね。
12V電源の赤線、メインキーONで12Vの白線、車体アースの黒線をオシロ計測して頂きました。
バッテリーがわりと弱ってるようですが、SP-TDCが動かないほどの電圧ではありません。
ノイズも動かないほどのノイズとは思えない。
 
この状態だと、ほぼSP-TDCが壊れてんじゃないのと疑われますε=( ̄。 ̄;)フゥ
だけど、オーダーメイドとはいえ、出荷前には全品テストしてますので、そんなことはあり得ません。
 
ほとんどが配線になにか問題があるはずです。
そうすっと、「だからハーネスまで付属するようなポン付けにしてくださいよ」と言われるんですが
そんなことしてたら、これだけ色んな車種には対応できないんですよ(^_^;)
 
こちらは、メール、電話、スカイプ、リモートソフト、オシロを駆使して原因は必ず突き止めるつもりなんですが、
このあたりから、お客さんの作業を疑ってると思われ、険悪ムードになりがちです。
そうならないように、すんごく気を遣う場面です。
 
あまり色々と計測してもらってはお客さんの負担になる・・・
なんとかイッパツで原因を見つけるにはどうしたらいいか・・・
ほんと色々考えます。
 
今回は、どうにも原因を見つけられず、せっかく装着したところ
非常に言いづらいんですが、SP-TDC本体を返送して頂きました。
 
すぐに送って頂いて、早速テストです。
やっぱりSP-TDCには何も問題ありません。
コントローラーも表示する、音もしない、パソコンとも正常に接続できる。
 
んじゃ何が原因だ?
 
お客さんがハーネスも送ってくれたので、そのハーネスを使ってテストします。
・・・・ 電源が入りません。
ハーネスでビンゴですね(^^)b
 
で~も~♪
とってもキレイなハーネスです。
 
配線にナンバリングもしてある。
ギボシのオス、メスの使い方も全て完璧。
カシメかたもすごくキレイ。
 
見たところ、これ以上ないってくらい完璧な作業だと思います♪
 
では、どこに問題が・・・
ここですね♪
車体アースの黒線です。
アースが断線すると、電源が入らないだけじゃなく、実にいろんな症状が出ます。
 
今回の症状にも合致しますから、問題はほぼこれでしょう♪
 
でも、これを良くみてください(^^)b
これが断線してるように見えますか?
とてもキレイにカシメてありますよ♪
 
これが本当に良くある現象だし、ギボシの付け方が悪いってことではないんですよ。
こんなことが原因で、お客さんとケンカになってしまうのがヒジョーに悲しい(ToT)
 
さて、紙ヒコーキ。のトラブルシューティングは、この程度では終わりません( ̄ー ̄)v
 
どう断線してるのか、みていきましょう。
 
ギボシのカシメを丁寧に外します。
ほら、まだ問題はみえません。
 
慎重にギボシをとります・・・
まだ何が問題だよ? って感じです。
 
被膜を切開してみます。
ルーペで見ようが、顕微鏡で見ようが断線してるようには見えません。
だけど、テスターで導通テストすると・・・  導通がありませんよ。
 
んじゃ、ここは・・・
バッチリ導通があります♪
配線抵抗値も0.1Ω以下だから、ここまではつながってます。
 
でもギボシにカシメてある先端部分は導通がないので、断線しています。
 
目には見えませんが、テスターでは見えますよ(^^)b
 
では、本当に断線してるんでしょうか?!
 
 
まるでニッパで切ったかのような鋭利な切断面です。
 
うそつけ~ 切ったんだろ(ーー゛) って思う方は、性格悪いです(笑
 
カシメた部分で切断されてました。
 
ということで、カシメすぎが原因・・・・  じゃないんです!!!
 
そうじゃないんです(^^)b
現に、同じお客さんがカシメた他の配線は全て断線していませんでした。
じゃあ、カシメすぎなければ断線しないのかっちゅうことですよ。
カシメが足りなければ、今度は抜けちゃうんです。
 
ということは、カシメすぎが原因とは言えないですよね(^^)b
 
カシメはゆるすぎず、かたすぎずが良いんだよ・・・  どのくらいだよって話です。
必ずハンダ付けするべき・・・               ハンダ付けしたところでイモハンダが待受けてます。
 
まぁ、確かに、紙ヒコーキ。では全ての端子はゆるくカシメてハンダ付けしてますが(^^ゞ
 
大事なのはそういうことではないんです。
 
大事なのは確認です!
 
作業は、どんな知識をもって どんなに丁寧にやったって、ミスは必ずあるんです。
 
実際、丁寧な仕事をすればするほど、そこにミスがあるとは思えなくなります。
それが大きなミスなんです。
 
だから、丁寧な仕事をする人、自分の作業に自信がある人ほど陥りやすいです。
 
どんなに丁寧で自信があっても、必ず別の方法での確認が必要なんです。
そうしないと絶対にミスは起きるんです。
 
おれがやったから大丈夫、
プロがやったから大丈夫、
新品だから・・・
今まで問題なかったから・・・
 
どんな理由であれ、確認していなければ問題は起きます。
 
紙ヒコーキ。のトラブルシュートは、この確認作業をこちらとお客さんの二つの目でやると考えてます。
もちろん出荷前チェックも、ひとりだけではチェックしません。
必ず二人以上です。
 
確認の結果、ミスが発覚したって、どうやるとどうなるっていう経験が残るんですよ。
新しい発想や方法だって見つかります。
 
今回のトラブルシュートでは、ギボシはどうカシメても断線することがあるってことがわかりますし、
ギボシ内部で断線してますから、オシロ計測してもわからなかったわけですね。
オシロのクリップをギボシに付けてたとしても、オシロは車体アースされて、
SP-TDCはアースされてない という状態になっていたわけですね。
 
それから、車体アースが断線するとこんな不可解な症状になるということもわかります。
 
オーダーメイドなんですから、この確認作業を楽しみましょうよ(^^)
 
実際には、この場面で怒りだしたり、SP-TDCに文句を言いだすお客さんがすごく多いです。
これって、すごく悲しいことです。
正直、そんなこというなら既製品買えよって言いたくなります。
 
この確認作業が、新しいものを作る醍醐味だと思うんですよね。
ガリレオの サッパリわからない♪ 実に面白い♪ ってやつですよ(^^)
 
そんなの面倒くさいという方には、SP-TDCじゃなくても素晴らしい既製品がいくらでもあります。
SP-TDCを装着されるみなさんには、新しいものを作る楽しみを是非味わって頂きたいと思います。
 
SP-TDCはそういう製品なんです(^^)
 
 
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