Fのインジェクションも、地味に進行しております。
ありがたいことに、ブログを読んでくれた方から資料用にってことでブラックバードのスロットルボディを頂きました。何か流用できるスロットルボディがあるに越したことはないですよね。
実は今までにも何か流用できないかと思って、いくつかスロットルボディを買ってました。
いろんなスロットルボディを見てみたいけど、じゃんじゃん買うわけにもいかないので、こうやってご提供頂けるのはとても助かります。
まず、Fのノーマルキャブはこんななってます。
なかなかゴツくて重いキャブです。
頂いたブラックバード、CBR1000XXかな、CBR1100XXなのかな!? と比べてみます。
残念ながら、口径が超巨大です(笑
ちなみに、以前買ってみたCBR600のスロットルボディだと・・・
口径はそこそこだけど、ピッチがまるで違います。
さらに もう一個、現行のCB1100のスロットルボディ。
さすが空冷だけあって、おしい(>_<)
これだけ見ればいけそうな気もしますが、そうもいかないんです。
ここです。
スロットルボディはほとんどがこういう形状で、インジェクタ部分がポコッとなってるんです。
なので外径がCB-Fと近くても、口径がずいぶん小さいんですね。
CB750Fは34mmで、CB1100は30.5mmです。
何かの記事で読んだんですが、CB1100は空冷エンジンに相当こだわって作ったそうで、パワーよりも乗り味を重視したとのことです。そのひとつにこの小さい口径もあるんでしょうね。
この雪だるまみたいな形状だと、そのスロットルボディ用のインマニを使わなければいけません。
これも厄介なところで、カワサキのようにインマニがフランジタイプでエンジンにボルト止めだと多少ピッチや口径が違っても、アダプタを制作してスロットルボディ&インマニを流用できるんですが、Fはこれができません。
Fのシリンダーヘッドはこうなってます。
ここに曲がったインシュレーターが付きます。
なので、流用しようとすると シリンダーヘッド → Fのノーマルインシュレーター → ピッチ変換アダプタ → スロットルボディ用インシュレーター → スロットルボディ となります。
インシュレーターのダブル付けになっちゃうんです。
これはどうにもスマートじゃないですよね。
あと、どのスロットルボディもですが、ノーマルキャブよりも全長がかなり短い。
キャブより構造がシンプルだから当然短くなるわけですが、これではエアクリを付けることができずファンネルにするしかありません。
ファンネルは見た目にはインパクトもあってかっこいいけど、ノーマルエアクリも残したいです。
ということで、やっぱりCB-F専用のスロットルボディを作ることにします。
以前、オール削り出しで4MINIのスロットルボディを作りましたので、できることはできるんです。
どこまでできるものかを試すために、あえて全て削り出してみました。
ものすごい工数がかかりますが、できることはできます。
でもこれと同じようにFのスロットルボディを作ったらいくらかかるかわかりません(笑
工数、材料費を削減しつつも満足のいくスロットルボディにしたいです。
条件は・・・
1.ボルトオンで装着できること
2.ノーマルのエアクリも使えること
3.出来る限りシンプルであること
4.ノーマルの雰囲気に馴染むこと
5.ノーマル以上の性能であること
ってとこでしょうか。
そうなると、エンジン側口径、エアクリ側口径、全長はノーマルキャブと一緒にしなければいけません。
スロットルボディにしてはちょっと長いので、そのままでは間延びしてドカンを付けたみたいになっちゃいます(笑
かといって余計なデザインもエンジンに似合いません。
まだ設計途中ですが、こんな感じです。
キャブと違って構造が単純なので、どうしても間延びしますね。
普通のスロットルボディよりもさらにシンプルにするので難しいところです。
一度作ってエンジンと合わせてみて、できるだけ違和感ないようにしたいですね。
コメント
ワンオフの製作も、メカ部分まで手を
入れられる体制が整ったのですね。
コストの問題はありますが、それを
カバーしてくれるなら、手を入れら
れる部位は多いと思います。
作れることは作れるんですが、やっぱりお値段が問題ですね。
そうとう頭をひねらないと現実的なお値段になりません(笑
すげ~~!!
あっ、お久しぶりです。
俺にも作って欲しいです。
お久しぶりです(^^)
ご発注、お待ちしております(^^)b