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タコメーターって?!

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すっげぇ~ ご無沙汰しておりました(^^ゞ
ブログ放置 なんと4週間でした(^^;)
 
別に何があったわけじゃないんですが、仕事とあきちゃんがドタバタでした orz
 
ひさびさのブログねたは、タコメーターです(^^)b
 
SP-TDCにすると、タコメーターが動かなくなった┗( ̄□ ̄||)┛
なんてお話が 結構あるんです。
特にノーマルがCDIのバイクにSP-TDCを付けてフルトラになると、動かないことが多数です(^_^;)
タコメーター信号出力を標準装備して欲しい なんてお声もちらほら。
 
そんな声を無視してたわけじゃないんですが、
今の今まで対策できてなかったんですね。
 
なんで対策できなかったかっちゅうと・・・
SP-TDCを付けたらタコメーターが動かないってことが多々あったんですが
 
タコメーター変えたら動いたъ( ゜ー^)イェー♪
配線いじったら直ったヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!
・・・ なんか直った。。。
 
と、まぁ見事に全てお客さんのほうで対処されちゃいました(^^ゞ
 
こちらが手が廻らず遅くなっちゃうのがマズイんですが、
お待ち頂いてる間に、ものの見事にみなさん解決でした(^_^;)
 
なんだけど、結局何が原因で動かなかったのかが いまひとつ??? で (^^ゞ
 
いろいろと調べてはみるものの、こういう電気系の話は神話っぽい話ばかりで
どれもこれも、結局なんなのさっ てわかんなかったんですよね。
 
そんで今回、VFR750Rのタコメーター信号出力をめでたく受注しましたので
ここぞとばかりに調べてみました(^^)v
 
まず、電気式タコの信号線は、
 
イグニッションコイルの一次側から取るもの、
CDIユニットやイグナイターから直接取るもの、
プラグコードに巻きつけるもの、
 
だいたいこの3つしかないです。
 
一番多いのはイグニッションコイルの一次側から取るもので、
CDIの場合はイグニッションコイルのプラス端子から、
フルトラの場合はマイナス端子から信号を拾います。
 
CDIであれフルトラであれ、200V~300Vの点火波形を拾うはずなんで、
CDIからフルトラに変わったって、タコメーターは動くはずです。
ところが、動くメーターもあれば動かないメーターもあるんですよね。
 
それがなんでなのさってのがわからないところ。
 
てことで実験です(^^)b
 
お借りしたVFR750Rのタコメーターを見てみました。
このメーターは、ノーマルのCDIユニットから信号をもらうタイプです。
メーターだけじゃなくて、なんだかボックスが付いてますよ。
ボックスに入る線は、電源、アース、信号線の3本。
 
ボックスからメーターにいく線も、なんだかわかんないけど3本。
3本なんだから電源、アース、信号線?! とは思いますが・・・
 
VFR750Rさんからお聞きした情報によると、信号は0V-12Vのパルスとのことです。
 
ブレッドボードで簡単な回路を作って、パルスジェネレーターでテストしてみました。
画像のとおり、ちゃんとメーターは動きまして6000rpmを指してます。
 
黒いボックスに入れる信号波形と、ボックスからメーターにいく線を計測してみました。
やっぱりボックスからメーターへの3本は、電源、アース、信号線のようです。
 
そんで、上がボックスに入るタコメーター信号、下がボックスからメーターへの信号です。
 
どうやら4パルス/回転のようですね。
んで、ボックスからメーターへは、1回転の半分が12V、半分が0Vとなってました。
 
てことは、このボックスはただの信号変換?!
CDIユニットから直接 下のような波形を出しゃいいような気もするんですが・・・
わざわざ変換してるには、何か意味があるんでしょうね。
 
ということでVFR750Rのメーターは、0V-12Vの4パルス/回転で動くようです。
確かにそんな信号はイグニッションコイルからは取れませんし、
ピックアップコイルからも無理なんで、動かなかったわけですね。
 
んじゃ、SP-TDCからこの信号を出力するように回路とプログラムを追加しましょう♪
VFR750Rさんには、拡張基板を追加すると言ったんだけど、
わりと簡単な信号なんで、メイン基板のあいてるところを使うことにしました。
メイン基板には、点火回路が3回路組めるようにしてあるんだけど、
VFR750Rは2回路なんで、ひとつ空いてるんです。
ここのパターンを使って、ちょっと部品を組み替えれば今回のタコ信号は出力できます。
 
あとはプログラムを変更して、1回転に4パルスを作りました♪
 
さぁ♪ テスト♪
いいですね(^^)
 
パソコンのセッティングソフト上の回転数も、タコメーターも誤差なく6000rpmです♪
 
調子ぶっこいて、もう1個やってみました(^^)
 
次はTZR250のタコメーターです。 1KTのですね。
これはノーマルはもちろんCDIです。
タコ信号はイグニッションコイルのプラス端子から取ってます。
 
SP-TDCでフルトラにして、イグニッションコイルのマイナス端子から取ってみたら・・・
なるほど、動きませんね。
 
これがたぶん、CDI車両にSP-TDCを付けてメーターが動かなくなる現象ですね。
 
TZR250のメーターは手持ちのものなので、分解して回路を見てみましたよ(^^)v
そしたら・・・
どうやらマイナスの波形を拾うような回路になってるようです。
 
フルトラではマイナスの波形はほとんど出ないから、それで動かないんですね。
確かにCDIならマイナス波形は出ます。
 
ということで、さっきのVFR750Rの実験で使った0V-12Vパルスの回路に
ちょっと追加してマイナス波形に反転してみました。
できるだけ簡単な電子部品でできたらいいなぁと思って回路を考えてみました。
なので、あんまりキレイな波形じゃないけど、一応マイナス波形になりましたよ。
上のプラスのパルスを、下のようなマイナスのパルスにしてみました♪
 
ちょっとかっこ悪い波形だけど、動けばヨシとしましょう(笑
 
んで・・・
動きました (*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ
 
こちらは2パルス/回転のようです。
TZRはパラレルツインで、2気筒同時爆発だから1回転に2パルスなんですね。
 
ということは、CDI用のメーターでもSP-TDCから信号を出して
マイナスに反転すれば動くわけですね。
 
これでタコメーターの謎は解けましたけど・・・
結局はメーターによってパルス数とか、波形の拾い方は様々ってことのようです。
CDIだからこうとか、フルトラだからこうってことはないんですね。
 
どんな波形で動くかがわかれば、SP-TDCから信号を出すことはできるけど
これでは とても標準装備にはできそうもないですね。
こんだけ様々な波形を出せるように標準装備にしちゃったら、
別に必要ない人でもSP-TDCのお値段が上がっちゃいますもんね(^^ゞ
 
当面は、要相談のオプションということになりますけど、
だいぶわかりましたんで、タコメーターでお悩みの方はご相談くださいね(^^)b
 
以上 タコメーターの謎でした♪
 
 
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