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カタナ400ターボ 実車テスト(^^)" /> カタナ250・400用SP-TDC2の次の二手は・・・
やっぱり現車を借りました(笑
知らないうちに全塗装されたカタナ400ターボ&ITOさんです(^^)
ITOさんのお話だと、エンジンが始動しないとのことでした。
でも、どう始動しないのか、その微妙なところを見てみたかったので
現象の再現からです(^^)
SP-TDC2を装着して、タイミングライトで見てみましょう♪
で? タイミングライトはどこに当てたらいいんでしょう?
と、ITOさんに聞いたら、カタナ400はタイミングライトを当てるところが無いそうで Σ(゜◇゜;) ゲッ
SUZUKIさんも大した度胸で、点火タイミングなんぞは見る必要なし! ってことなんですね。
それではどうにもならないので、こんなところで見るんだそうです。
ITOさん「オイル、飛び散りますよ。」
(⌒▽⌒)アハ!
では、やってみましょう♪
セル ON!!
キュルルッ ボフッ ボフッ
あ~ なるほど ( ̄。 ̄)ホーー。
初爆はあるわけですね。
これは、クランキング時には進角無制御なんで、そこでは点火して
1000rpm以上のデジタル進角に移ったところで失火してるってことのようです。
てことは、進角が合ってないだけのようなので
今度はちょっと廻してみましょう(^^)b
セルを廻して、アクセルワークでちょっと回転を上げてみます。
キュルルッ ボフッ ボフッ ボーー~ー~~~ ー ~
動いた♪ 動いた♪
3000rpm~4000rpmなら苦しそうだけど動くには動きますね。
それから、ITOさんのカタナは電気式のタコメーターらしく
3000rpm~4000rpmならちゃんと針は止ってますが、それ以下に落とすと
針が暴れてました。
電気式タコは、IGコイルあたりから信号をとってるはずなんで
針が暴れるのはちゃんと点火できていない証拠ですね。
点火波形は・・・
どっちもダメですけど、特に1・4番がダメダメです。
回転数は・・・ 1300rpmくらいですね。
てことはやっぱり、クランキング時の無制御はOKで、1000rpm以上の進角制御に入ったところが
ダメってことですね。
これ以上やったらカタナを壊しちゃうといけないから、ボール盤のテスト装置でやりましょか(^^)
ボール盤の3速がちょうど1300rpmくらいだし♪
ではでは、お店の中に移動してテスト装置のセッティング・・・
ピポッ!
ん? なんだ?
あきちゃん「あ! オシロのUSBケーブルをパソコンから抜きました(⌒▽⌒;) 」
切断しないで いきなりUSBケーブル抜いたのか?
あきちゃん「あ! はぃ」
バカーーー!!! てめぇ何屋だよ (;`O´)oコラー!
そこはパソコン屋さんの領域だろ(〃 ・・)ノ
なにやってんだよ まったく!
USBケーブル挿してっと・・・
シーーーン・・・
あれ? USBオシロつながんない???
あきちゃん 「あ! オシロのほうのケーブルも抜きました(@_@)」
そっちもかい(〃 ・・)ノ
という、毎度のハプニングもありまして、作業は遅れるわけです(^_^;)
ささっ、テスト装置でチェック チェック (-_-;)
ありゃ? テスト装置だとまともですねぇ~
てことは、やっぱりピックアップ信号にノイズが入るか、うまく拾えないかってことですね。
どうしましょうか。
回路の抵抗値でも変えてみましょうか(^^)b
これがなかなか難しいんですよ。
抵抗値を変えると、こんなことになるんです。
抵抗値をでっかくすると → 電圧上がる → でも安定しない
抵抗値をちっちゃくすると → 電圧下がる → 安定する
電圧は下がると拾えなくなっちゃうし、安定しないと誤動作するんです。
電圧をとるか安定をとるか、難しい選択です(笑
てことで、そこそこ電圧が出て そこそこ安定するところを探して
抵抗を付け替えてみました。
そうすっと、ピックアップ電圧も変わるので感度調整の可変抵抗もちょこちょこっと調整。
さぁ どうだ!
もう一回、カタナ400ターボに装着してテスト!
キュルルッ ボーーーー
アイドリング成功♪ ヽ(゜▽゜)(゜▽゜)o∠※PAN!。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*
ITOさん「動きましたね♪」
波形でも確認しました♪
ピックアップ信号と、1・4番点火。
ピックアップ信号と、2・3番点火。
どっちもOKですね♪
まだ固定進角だからレスポンスは悪いけど、キレイにアイドリングしましたよ(^^)
ITOさん「これ付けて明日のミーティング行っちゃおうかな♪」
Tochin&おだ。「ダメーーー!!!」
ミーティングって、7~800km走るんですよね?!
ITOさん、お願いですから止めてください(笑
それで壊れてもクレームは受け付けませんので <(゜ロ゜;)>NO!!
結局原因は、入力回路の抵抗1本と、数々あるセッティング項目でした。
たったそれだけなんですが、それだけ点火って調子を左右するってことなんですよね。
セッティングが自由すぎるSP-TDC2は、最初に動くポイントを探すのが
とっても大変です。
そこが欠点といえば欠点でしょうか(^^ゞ
まぁ、なんにしても動いてよかった♪