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こしいぶきの穂肥

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関東や西日本のみなさんは猛暑で大変ですよね(^_^;)
 
こちら新潟は、ず~っと雨です。
かといって涼しくはなくて、蒸し暑い感じです。
といっても、30度はありませんから、関東からこっちにくると天然エアコンかもしれません(^^ゞ
 
さて、ひさびさの農家ブログですが、更新をさぼってるだけでして
春からず~~~~っと格闘してますよ。
疲れて起きれなかった日以外は、毎日休みなしで なんかかんかすることがあります。
 
んで、今までのところで重要な作業は、早稲のこしいぶきの穂肥散布がありました。
穂肥 ← ほごえ って読むんです。
もうすぐ穂が出る時期でして、その前にまく肥料のことです。
 
JAからの指示によると、1回目は7月3日、2回目は7月13日となってました。
 
とはいっても、生育状況によりますんで、7月4日にこしいぶきの生育状況を見てきましたよ(^^)
生育状況は、田んぼの面から一番長い葉っぱまでの長さ=草丈と、葉っぱの色、単位面積あたりの茎の数で
見るんです。
 
なんだけど、いろんな数値の単位がバラバラで、サッパリわかりません。
農家はこんなにいろんな単位でよくわかるなぁって思ったんですが・・・・
少なくてもうちの近所じゃぁ、そんなにはっきりわかってるわけじゃないみたいです orz
 
小学校で、計算するときは単位をそろえましょうって習わなかったのかいっ凸( ̄ヘ ̄)
 
まず、単位面積あたりの茎の数なんだけど、1株に何本とか、1平方メートルに何本とか、
いろんな表記があって今ひとつよくわかんない。
60株植えだとど~とか書いてあるけど、そもそも60株植えってなんなのさってとこからです(^_^;)
 
まぁ、田植え機の植え間隔を調整するレバーに、確かに60株ってのがあるから
それのことなんでしょうけど。
誰に聞いても、60株というのは田植え機の設定みたいな返答です(笑
 
はっきりわかんないと出来ない性分なので、実測してみました( ̄∀ ̄*)イヒッ

1mに4条(4列)ですね。
 
んで、間隔は・・・
1mで5株でした。
 
てことは、1平方メートルに 4×5 で 20株。
 
となると、60株っていうのは3.3平方メートル・・・1坪に60株なんですね。
 
1株あたりの茎数は、開田は25本くらいだったんで、1平方メートルだと500本・・・
指標値を大幅に超えちゃってます(^_^;)
 
草丈は・・・
50センチですね。
これも指標値を超えてました。
 
見た感じだと、いつもよりちょっとしょぼい気がするけど、これで指標値を超えてるんですね。
超えりゃいいってもんじゃなくて、逆にあんまり良くないみたいです。
 
んで、葉っぱの色は、長年の勘がいきてくるとこですが、
おれには勘はまだないので、道具を使います。
葉色カラースケールってのがあるんですね。
こうやって葉っぱの色が、スケールのどれになるか見て・・・
 
それから群落っていって、全体にも見ます。
 
そうはいっても、色合いが全然違っててよくわかりません。
スケールは1~7まであって、3.2だなって感じでスケールの中間を見なきゃいけないんですよ。
 
カラースケールで葉っぱの色を見るのは、個人差があって難しいんだそうです。
それで、どっかの大学でデジカメを使った方法があったんで、やってみました。
 
デジカメで撮った画像を、画像ソフトでRGB値にして測るんだそうです。
RとGの値をみるといいみたいです。
そうすると、カラースケール4のGが222、5が213、葉っぱのGは216でした。
 
ということで、葉色は4.3みたいです。
 
これを、葉緑素計のSPAD値に変換しなきゃいけないんです。
それには読替表ってのがあるんだけど、時期によって違うんですよね。
違っちゃ読替表にならない気もするが(ーー゛)
 
まぁ、読替表によるとSPAD値は34になるようです。
でも群落でみると・・・ 39になっちゃいます(>_<)
指標ではSPAD値40だから、いいのかわるいのか・・・
 
この辺は経験の差が出ちゃいますね(^_^;)
 
一応 記録で割目も、

草丈58センチ、茎数 30/株
 
 
と、ここまで調べたところで、肥料をどのくらいまくのかは、じじぃの指示なんですけどね(笑
まぁ、来年以降のためです(^^)
 
で、じじぃの指示は・・・  「1本まいてもいい」
 
1本ってなんだ???
 
って聞くと話がややこしくなるので、たったこのひとことから推測しなきゃいけませんよ。
今までの例からいくと、1本っていうのは梱包単位のようです。
となると、穂肥は肥料袋に入ってるから、1本=1袋ってことか・・・
 
「まいてもいい」 から推測するに、
気持ちとしては1本まきたい、
けど何かの制限で1本はまけない、
が、今回に限っては1本まいても問題ない条件がある  ・・・ ってことですね。
 
これは・・・  あれだ・・・  葉っぱの色ですね。
指標値に達していないのは、葉っぱの色だけでした。
 
じじぃは葉っぱの色だけで判断していると思われます。
 
んで、1本=1袋、1袋は20キロ入りです。
まく田んぼは1反5畝、15アールです。
 
JAの指示では10アールあたり10キロなので、15アールなら15キロですね。
てことは、かな~り多い。
っていうか、早稲の穂肥量はたいして気にしていない模様です(^_^;)
 
7月5日、こしいぶき穂肥1回目まきました。
道具はこれでまけとの指示。
田んぼのなかに入って、手動でまく道具で、名前は・・・  わかりません(笑
っていうか、こんなのでまいてる人・・・  いません。
 
穂肥は、穂肥32号。 鉄人28号でもAKB48でもありません。

 
まだ田んぼはやわらかいので、まきにくいです(ーー゛)
 
3枚目の割目をまいてたら、近所のJA勤務の人が通りがかり、
 
「お~い、何まいてんの~?」
 
え? 穂肥ですけど・・・ 穂肥32号・・・  
 
「いやいや、そりゃいいんだけど、なんでそんなのでまいてんの? 大変だよ」
 
そりゃそうんなんだけど、じじぃの指示でして(^^ゞ
そういったら、その人、いっきにムスっとしちゃいまして、
なんか悪いこと言ったかなと思ったら、
 
「いまどきそんなのでまく人いないよ。 ”どうふん”でまくといいよ~ 」
 
そういえば、この方も婿さんでして、きっと同じ目にあってきたんでしょうね。
自分と重なってムッとしたんでしょうね。
親切に教えてくれました(^^)
 
てことで、早速どうふんとりに行ってきました!
エンジンで散布する機械です。
動力噴霧器? りゃくして どうふん?  なのかな(^^ゞ
 
これだと田んぼに入らないで、あぜ道からまくだけなんで簡単なんです。
 
まぁ、こうやって、わかってても一回は言うこと聞いて、近所の人に言われたことを盾にして反抗する凸( ̄ヘ ̄)
これの繰り返しです(笑
 
2回目は今日、7月14日にまきましたよ。
 
量は一応じじぃに聞いて・・・
 
「ん~~・・・  1本だな」
 
はいはい、考えても1本です(^^)
 
次は、大御所のコシヒカリの穂肥ですね。
こっちはちょっと難しいらしいです。